
一日一鼓【1216-1】
人が羨むポジションに夢を諦めて就いた私と
私が羨む舞台に必死に食らいつく彼。
でも
その苦しみは人からは見えない。
何度も何度も魅せられた舞いに
彼は決して納得しなかった。
その感情に初めて触れたのは
満面の笑みで舞いながら
頬に涙を伝わせる姿を見た時だった。

人が羨むポジションに夢を諦めて就いた私と
私が羨む舞台に必死に食らいつく彼。
でも
その苦しみは人からは見えない。
何度も何度も魅せられた舞いに
彼は決して納得しなかった。
その感情に初めて触れたのは
満面の笑みで舞いながら
頬に涙を伝わせる姿を見た時だった。
ページを報告する
コピーしました
コピーしました