『夜明けの空を君に』脚本 若杉栞南

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2026/02/08 18:30

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音楽朗読劇「夜明けの空を君に」-2026-

ご観劇いただいた皆さま、ありがとうございました!

 

千秋楽を迎えましたので

先日、Xで公開した注目台詞のこだわりポイントを…!

 

①〝時間〟にまつわる台詞について

野崎

あの時間がずっと続けばいいと願っていた」(p.26)

HARU

あの時間がずっと続いていて欲しかった」(p.28)

ショウジ

この時間が、続いて欲しかった」(p.35)

ハルキ

この時間が、ずっと続けと願っていた」(p.43)

 

細かいところではあるのですが

▶︎東海林春|続いて欲しかった

▶︎野崎ハルキ|続けと願っていた

それぞれの語尾を合わせていました。

お気づきの方はいらっしゃいましたか??

 

②HARUの最後の台詞について

初演を経て追加したのは

「夢を追う理由をくれた」

という台詞。

____________________________

笑っていないと胸が張り裂けそうだったハルキは

命綱を切る仕事に夢なんて語ってくれるな、そう言う大人になった。

 

気楽そうに笑う奴らが羨ましかったショウジは

夢ぐらい、見たっていいじゃん、そうやって夢を追う大人になった。

____________________________

 

変わっても、変わらなくても

同じ日々を過ごした誰かとの時間が

未来の自分の支えになることがあると思うのです。

 

だからこそ、初演を経て、HARUから伝えて欲しいと思いました。

「夢を追う理由をくれた」と。

 

現実がそんなに甘くなくたって

自分の声が誰にも響かなくたって

「夢ぐらい、見たっていいじゃん」

そう言い続けられる大人になれたのは

紛れもなくショウジのおかげだった。

 

だからこそ

本公演に向けて、追加したいと思いました。

 

 

そして

ここからは、脚本家 若杉栞南になる前のお話しを交えて、本作に込めた想いを。

 

都内のある中学校の校庭に、12歳の少女がふたり。

日に焼けることも気にせず校庭を駆け抜け

競技場でバトンを繋ぎ

汗と涙を共に流す陸上競技に夢中の私と、友人。

 

唯一無二の戦友です。

 

彼女は今年、長年見てきた夢に向かい、大きな大きなチャレンジをします。

 

子供の頃からずっと夢を語れる、大事な存在でした。

同じ中学に通っていた頃、都大会に出ようと約束をして

別の高校に通ったら、都大会で会おうと約束をしました。

そして、将来を見据えた大学生。

医学の道に進む彼女と

エンタメの世界に飛び込もうとする私は

交わることのない道を進むことになります。

それでも、お互いの成果がいつもいつも励みになっていました。

国家試験に向けて立ち止まることなく勉強に励む彼女の姿に

エールをもらっていました。

 

だからこそ、一足早くデビューした私の目標は

走り続けるように、書き続けることでした。

 

この姿が、彼女へのエールになると信じて、駆け抜けました。

そんな彼女にどうしても届けたい作品が、『夜明けの空を君に』。

 

届け、届けと書き続けて…

見たよ、ここがこうだった、

そう、届いたことを教えてくれる彼女に

「夜明けの空だった」と伝えたい。

そして、この作品を通して、

夜明けの空になれたらいいな

と、そんなことを思いながら本公演を迎えました。

 

この先どんな未来が待っているかは分からない。

野崎のようになる可能性もあれば

届いたかどうか分からず、HARUのように俯く日もあるかもしれない。

それでも

ショウジとハルキのようだったあの時間が

前に進む糧になると思うのです。

 

そんな時間を、見てくださった皆さんにも思い出して頂きたくて

これからの時間の中に見つけて頂きたい。

そして、

見てくださる皆さんが、私たちにとっての「夜明けの空」であることを

感じていただけたら嬉しいです。

 

長くなりましたが

改めまして、ご観劇いただいた皆さま、ありがとうございました!

若杉栞南

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