脚本家として、1歳の誕生日を迎えました。
七月は私にとってとても縁のある月です。
作品をとっても、私個人のお話をとっても。
昨年夏には“七夕が消えた街の物語”を、
今年の春先には“雨の七夕の物語”を描きました。
24年前の夏、この世界に生まれ落ちました。
そして
私、若杉栞南は昨年の7月15日に放送された
テレビ朝日新人シナリオ大賞スペシャルドラマ『拝啓、奇妙なお隣さま』で
脚本家デビューを致しました。
若杉栞南としての誕生月でしかなかった七月が
脚本家としての誕生月となり、
作品が生まれ、
どんどん大切な月になっていきました。
この一年はたくさんの物語と歩ませて頂きました。
テレビ朝日 新人シナリオ大賞 スペシャルドラマ『拝啓、奇妙なお隣さま』
テレビ朝日 土曜ナイトドラマ『ハレーションラブ』
配信朗読『翠雨にあらわれて』
配信朗読劇onetake『ours』
朗読『翠雨と言うらしい』
朗読劇『交差点の先に待つ物語』
朗読劇『星今宵』
音楽朗読劇『銀河鉄道の夜を、また』
配信朗読劇onetake『真っ赤なひとみ』
朗読劇『どこかにいる誰かの王子さまへ』
配信朗読劇onetake『カイ』
そして、みなさまが毎日心待ちにしてくださる #一日一鼓 。
どの作品にも溢れ出すほどの思いを込めました。
そして、観てくださる皆さまには物語に込めたたくさんの思いを
1から100まで…もしかしたらその何倍も、受け取って頂きました。
みなさまの声にいつも励まされ、
その度に「書きたい」から「届けたい」へと思いが変化していきました。
脚本家としてはまだまだ歩き出したばかりの1歳児ですが
これからもたくさんの作品を通して皆さまと対話をしていけたなら
それは何にも変え難い私の「幸い」です。
これからもぜひ、ひとつひとつの物語を
受け取って頂けましたら嬉しいです。
2022年、9月。
描きたいものを思う存分詰め込んだ作品で
『テレビ朝日新人シナリオ大賞』にて大賞をいただき、
映像化していただくことができたこと、改めて本当に光栄に思います。
今日は、大賞作品の放送からちょうど一年です。
脚本家としての2年目もしっかりと歩んで参ります。
脚本家として、そして若杉栞南という一人の人間としてひとつ歳を重ねる今月
また新たな作品を届けることができました。
まだまだ続きます。
まだまだ届けます。
これから生まれる作品や、すでに歩き始めた作品が
どうか、皆様の特別な一作となりますように。
若杉栞南