若杉栞南【 #一日一鼓 】
ハッピーエンドとは限らない、そう理解はしていた。表面的に。私にとってシンデレラとなった彼は私の人生になかった道を歩いている“だけ”の暗中模索しているただの男の子だった。それがシンデレラストーリー...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
「魔法が解けたら」
それが合言葉となった。
同じ曜日、同じ場所。
12時の公園で私はいつも肉まんを頬張った。
彼は暑いからといつも肉まんを食べなかった。
それは中身があんになって...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
イイところに就職して30を前にイイポジションを獲得した女、成功者。それが私だった。表向きの、成功者。夢の見方を忘れていようが知ったことではない。隣の芝は常に青いのだ。でも彼の羨望の眼差しにはその...
掲示板
concept exhibition Dec.「生」
2023年12月19日(火)〜12月24日(日)
gallery Conceal SHIBUYA
東京都渋谷区道玄坂1丁目11-3 第...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
「自由に生きられて羨ましい」
きっとそんなに甘くないのだろうけど
私はそう思ってしまう。
彼に感じる羨ましさには
微かに、でも確かに妬みも含まれている。
私は彼の踊りに惹か...
奥野倫【 #きょうのおくの 】
20231001
20231002
20231003
20231004
20231005
20231006
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20231008
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若杉栞南【 #一日一鼓 】
私がまだ女の子だった頃に
…いや自分がカワズだと知った頃に
大海を自由に泳ぐ彼に会っていたら
私は彼を追うことで違う今にたどり着いていたかもしれない。
夢を諦めた誰かが肉まんを片手...
紆余曲折( note 2023年5月12日 02:59 投稿)
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若杉栞南【 #一日一鼓 】
「あなたはすごい」と育てられ「あなたならできる」と期待を向けられ「あなたのために」と家族のスポットを浴びた子供時代が私にあった。
できると信じて疑わなかった時代が。世界が広がるまで続く黄金期。...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
私がまだ“女の子”だった頃もちろん私の夢は「ボスのフン」なんかではなかったし街灯を浴びて輝く青年を肉まん片手に眺めることでもなかった。誰かを注目する人じゃなくて誰かに注目される人になりたかった。...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
ボソッと漏れてしまった「好き」という言葉に彼が顔を赤くする。_あ、好きってあれですよ。踊りが好きだな〜ってこと_クレオパトラからの愛の告白より、その言葉が嬉しいですクレオパトラからの告白が彼にと...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
踊れば誰にも負けない輝きを放ち踊らぬ時は少し変わった男の子…そう、“男の子”私が“女の子”であった時代に会っていたらもう少し未来は違ったのだろうか。なんて、今更言ったってもう遅い。でもそう思って...
奥野倫【 #きょうのおくの 】
20230901
僕が水を飲む様を、セミが覗いていた。7日を精一杯泣くといい。
20230902
冷たい鉄肌に、蔦が走る。触れるな、狼狽えるな、苛立つな。
20230...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
寒くないの?_いや、あっついです最初に交わした言葉。もっと他に言うことあっただろと心の中でツッコミを入れるが彼の満面の笑みでどうでも良くなってしまう。私見たことありますよ。あなたの踊り。素敵です...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
湯気の出る肉まんを両手で抱えて歩くある冷えた夜。再び彼に出会った。劇場ではなく、公園で。なんだかまだ帰りたくなくてコンビニ帰りに寄った公園に彼はいた。強い光量もなければ煌びやかな衣装も着ていない...