若杉栞南【 #一日一鼓 】
21年間恋人がいない訳ではなかった。好意を寄せてくれる人の横は居心地が良い。その居心地の良さこそが好きってことだと思い込んでいた。ずっと。告白される側を2回経験し2人の女性とお付き合いをした。そ...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
出会いは塾のバイトだった。
頭は良いけど、どこかぼんやりしていて。
つまり考えていることが掴めない。
そんな彼女が夜、講師室でうたた寝していて
ハッと意識が戻った彼女とバッチ...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
うるさくて、楽しくて、苦くて、ざらざらしている。神秘との出会いだった。2年前の春。トンっという音が確かに耳に響いた。まるで、金槌で釘を打つような釘が心臓にのめり込むような、そんな音。彼女と目が合...
NEWS
\NEWS 01/
今月のテーマは…「 躍 」!!
⇨concept exhibition Feb.「躍」
\NEWS 02/
ゲスト情報!!
今月の展示にご参加いただくクリ...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
ずっと一緒に遊んでいたりょうにぃと僕の両親が僕らの家から出てくるのをたくさんのカメラが撮っていた。次の日のテレビに、僕の家が映っていた。それから僕はりょうにぃにも両親にも会えていない。思えば、喪...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
プール上がりの寒気にも似た、
体温が消えていくような感覚。分かる?
知っているような気がする。
でもいつ感じた何なのか、僕には答えが見つからなかった。
それはね、喪失感...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
分からないんだ
そう呟いた彼の表情には確かに感情が宿っていたのに
あの時彼自身が感じていた痛みも
その痛みに締め付けられた私の心も
最初の夜、ワインを挟んで感じた人生の糸が絡まる...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
分からないんだそう呟いたあの人の悲しげな瞳と 僕分からないんですそう話した彼の寂しげな瞳が重なって興味を持った。厳密に言えば、興味が“また”生まれた。クラゲのようなあの人が考えていたことを知り...
若杉栞南【 #一日一鼓 】
彼の胸が高鳴っているのを感じた。彼の鼓動が、ざわめきが聞こえた気がした。あの日は…初めて彼に会ったあの日はもっと違ったはずだった。“クラゲのような彼”という人間に「“また”“やっと”会えた」そう...
芥川にとっての蜘蛛の糸
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切れてしまった蜘蛛の糸
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若杉栞南【 #一日一鼓 】
彼に(おそらく出会って初めて)貰った機会。彼女と話せる、この機会。もう次はないかもしれないそう思った。そう思うような表情で向けられるその眼差しを受け止め、感じた。胸の奥がざわつくのを。これがいや...
新朋子【 #とっておきの話 】
このアトリエで7年衣装を作り続けた。
晴れの日も
雨の日も
雪の日も
雪の日は近所の方々と雪かきもした。
12月に最後のアトリエセールを終えてひたすらに片付け。
使われなかった着物た...
奥野倫【 #きょうのおくの 】
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